昔、とても体のだるい時期がありました。

少し休めば治るだるさではなく、ずっとしんどい状況だったのです。

仕事や日常生活にも影響したので、すぐに病院に足を運びました。

少し大きめの病院へ行くと、受付の案内で総合内科の受診を促されました。

そして、問診と簡単な触診のあと、診察の結果は…

「異常なし」

こんなにしんどいのになぜ…。

念のため、頭痛薬を処方されましたが、全く効きません。

2、3日後、私は再び、同じ病院の受付に足を運びました。

状況を説明すると、今度は、心療内科をすすめられました。

心療内科では、アンケートや問診など、さまざまなチェックをしましたが、

特に病名を特定できるものではありませんでした。

精神安定剤や睡眠薬をもらいましたが、眠たくなるだけで、だるさは治りませんでした。

そうしているうちに、眼も痛くなってきました。

そこで、自分で判断し、近くの眼科に足を運びました。

「異常なし」

この体のだるさは、何が原因なんだろう?

私は悩んだ末、今度は、別の大きな病院へ足を運びました。

最初の病院と同様、総合内科を受診することになりました。

そこで、胸部レントゲンをとりましたが、診断結果は…

「異常なし」

ただ、頭に異常があってはいけないので、脳神経科に回されました。

脳神経科では、脳のCTスキャンをとりました。

すると、先生からは意外な言葉が。

「耳鼻科に行ってください。」

私はすかさず耳鼻科に行きました。

そして、耳鼻科の先生から言われた言葉は…

「強度の副鼻腔炎です。

薬で治すこともできますが、1週間ほど入院して膿をとれば早く治るでしょう。」

仕事の都合もありましたが、だるさはピークに達していたので、私は入院を選びました。

すると、1週間もしないうちに、体のだるさはうそのように治っていきました。

完全復活の瞬間でした。

 

長々と書いてきましたが、一連の行動を通して、私が一番言いたいことは、

<<専門性も重要だが、専門家にいきつくまでの全体の道筋を押さえることはもっと重要だ>>

ということです。

上記の例でいえば、総合内科がその役割になるのでしょう。

素人の私には、

「体がだるい→耳鼻科」

と、いきなり判断することはできません。

結果、自分で悩みながら、1ヶ月近く、回り道をすることになりました。

私は小さな会社の社長をしていますが、起業をするときもそうでした。

税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士…。

それぞれに専門性があるのは分かりますが、経営全体でみると、そこか縦割りな気がして、何か物足りないのです。

専門性を高めることも重要ですが、これだけ物事が多様化・複雑化している時代です。

本当に必要なのは、

”専門家をトータルコーディネートできる力”

なのかもしれません。

そして、何よりも、自分自身がしっかりすることが一番重要なのだと思いました。