私はキン肉マン世代です。

30年以上前、人気絶頂だったキン肉マンの漫画の中での話です。

あるシリーズのラスボスが、マグネットパワーという強大な力を使って暴れていました。

マグネットパワーが猛威を振るっている以上、誰もそのラスボスを倒せませんでした。

しかし、最後はキン肉マンの相棒であるテリーマンがマグネットパワーの謎を解いて、ラスボスを倒すというストーリーでした。

その謎とは一体なんなのか?

マグネットパワーは地球のエネルギーを源としていました。

その地球のエネルギーを停止させるためには、地球の鍵穴にロックしないといけないということが分かったのです。

その地球の鍵穴こそが、鍵穴の形をした、世界最大の前方後円墳である仁徳天皇陵でした。

キン肉マンは、仁徳天皇陵にロックをかけることでマグネットパワーを停止させ、最後にはラスボスを倒すことに成功するのです。

子供だった私は、仁徳天皇陵はすごいものだと感動しました。

しかも、仁徳天皇陵は、私の学校の近くにありました。

体育やクラブでも、仁徳天皇陵の周囲を、よく走り込みしたものです。

私の心の中では、いつまでも「仁徳」「仁徳さん」という言葉が消えません。

 

…あれから30年。

宮内庁と堺市が共同で、大山古墳の発掘を開始することになりました。

ん?大山古墳?

ひょっとして私の知っている仁徳天皇陵?

今では、呼び名が変わってしまったようです。

大山古墳を、仁徳天皇のお墓ということにすると、歴史的に矛盾が生じるとかなんとか。

天皇の名前ではなく、所在地にしたほうが問題がなくなるとのことです。

大山古墳…。

私にとっては、耳慣れない言葉ですが、大山古墳と周辺の古墳群を合わせて、世界遺産にする動きもあります。

私の思い出の中では、いつまでも「仁徳さん」ですが、たとえ名前がどうなっても、大山古墳と地元の繁栄を願い続けたいと思います。