2018年のプロ野球シーズンが終了しました。

これから、各チームはストーブリーグに入り、さまざまな補強を行うことになります。

ドラフトで獲得した選手との契約、若手の育成、外国人の補強、ベテランを含めたポジション争い…など。

ここで、私は、ふとあることに気づきました。

会社も野球チームも、組織自体は、非常に似かよっているのではないかと。

①若手

②ベテラン

③外国人

すべての組織人はこの3つのいずれかに当てはまり、それぞれ切磋琢磨していることに気づきました。

組織の長は、この3つのグループのうち、どこに注力して伸ばしていくかを考えているにすぎません。

野球チームに例えると、分かりやすいでしょう。

広島やDeNAなどのチームは、チーム全体が若々しく、若手の育成に力を入れていることが分かります。

逆に、巨人や中日などのチームは、主力投手や主力バッターを助っ人外国人に頼る構造になっています。

阪神は、地元のおじさん・おばさんから愛されるように、ベテラン選手の活躍で成り立っています。

3つのグループがバランスよく伸びていくのが理想ですが、チームの人数や試合数に限りがある以上、競争原理が働くことになります。

つまり、どこかのタイミングで、若手を起用するのか、ベテランを起用するのか、外国人を獲得するのか、各チームは、苦渋の選択を迫られることになるのです。

1、2年の話であれば、外国人による補強が手っ取り早いでしょう。

お金を出して、メジャーの4番を獲得すれば、即戦力になります。

しかし、当たり外れも大きく、当たった場合でも活躍時期は数年、外れた場合は、無残な結果が残ることになります。

それよりも確実なのが、力量が分かっているベテラン選手です。

ファンからの人気もあり、不振になっても、観客動員数には貢献するでしょう。

しかし、ケガを抱えているケースも多く、あと何年、現役選手を続けられるかどうかは誰も分かりません。

それに引き換え、若手については、力量は未知数ですが、将来性はあります。

あと数年、時間はかかるかもしれませんが、じっくりとチームの色に染めていくことができます。

3つのグループのどこに注力するかが、各チームの戦略といっても過言ではないでしょう。

同じことを、会社の組織や日本の構造にも当てはめてみましょう。

会社の組織でも、労働力として期待されているのは、次の3つのグループになります。

①若手

②ベテラン

③外国人

ベテランの経験や人脈、営業力を重んじるのか、若手の技術力や想像力を重んじるのか。

さらには、安くてパフォーマンスの高い、海外の労働力に期待するのか。

野球チームと構造は似ています。

年功序列制度は崩壊しつつありますので、ベテランが重要視される世の中ではなくなってきています。

かといって、ゆとり世代の若手が、会社に忠誠を誓っているかといえば疑問で、離職率も高く、会社はスキルアップのための腰掛けだという認識を持っていることが多いです。

そこで、外国人労働者に期待が高まっていますが、何ができるのか、専門性はまだまだ未知数です。

ただ、日本政府は、ベテランには長く働いてほしいと願っており、外国人労働者もどんどん受け入れる方向性のようです。

どちらかといえば、若手について放置プレイのように見えます。

中長期的に見れば、時間をかけてでも、若手を育成することのほうが、会社や日本の将来に向けて望ましいような気もしますが、いかがでしょう。